或るフリーターの手記

29才フリーター、日々の雑感を記す

半端物2019(2/14)

踊る人がいる。歌う人がいる。絵を描く人がいる。
総じて、それは微笑ましく、愚かで、悲しく、希望に満ちていて、それでいて阿呆らしい

野花はなにも言わず咲いている
野花の美しさは濁りのない美しさたと思う

野に生きるものはしたたかさと純粋さを備えている
おらはそれに憧れと神秘性を感じる

なぜ、人はそんな風にならなかったのだろうと思う
これは悲しみではなく純粋な疑問だ


でも、それも色んな巡り合わせだろうから、まぁ受け入れるとしたい

しかし、野花や浮雲のように生きたいという思いはペンキを振り回し飛散した絵の具のように心に乱暴な色を塗る

全く人でなしの考えることはあまり好ましくはない

それでも、ほんとうに生きるために今を生きたいのだが、ほんとうに何がなんだかわからなくなっているのは最近のことだ

生まれを嘆かず、環境に甘えず、常に嵐を見据える姿勢が欲しい

強い体と、絹のような心、わずかばかりの人を思いやる心が欲しい

星空に、月に、野花に、だれかの絵画に、一編の命を懸けた言葉の羅列に、答えを求める日々だが、答えがないことが答えであることに薄々ながら気付き始めている

まったく、どうしたものかなと黒猫の涙に想いを馳せて、半端な愚かになりきれないほんとうの愚か者は今日も眠るんだろう

そして、明日も同じ事をきっと繰り返す

変化は黙っていたってやってくるのだから、あとはキママニ転がって転がって逝くしかないんだろうなぁと思う