或るフリーターの手記

29才フリーター、日々の雑感を記す

半端物2019(2/17)

消え入りそうな命がひとつ、朝焼けに光る雲を想う
空の色は鮮やかで朝焼けのオレンジと青空と、白い雲が交錯して柔らかな閃光を放っていた。

僕はこんなに朝を力強く感じたことはなかった。
それは、度重なるコンビニエンスストアでの夜勤疲れからくるものなのか、人生について重く受け止め思案しすぎているせいなのか、何に起因するものかはよくわからない。

しかし、最近やけにそんなことを思う

若さというものが、アイスクリームに更にチョコレートをかけるほどに甘ったるいものであるとしたら、いつこの甘さを感じなくなるのだろうか?

人生の辛苦を味わったと言う人の言葉がオモク感じるなどというのが幻想であると信じている僕には、よく分からない

とにかく、ほんとうにその日見た空には確かに澄んだ輝きがあった。なんの濁りもなく、透明なそれでいて純粋な美しさがあった。そんな事を誰かに伝えたいと思うのだが、その手段も技法も、なにも心得ていない僕はただ、立ち尽くし、その景色を眺める以外に術がなかった。

いつか、自分の生の中で、思い焦がれる人ができたら、ただ純粋にそんなことを伝えたいと思う。

そんなことで幸せなんだろうと思うし、そんなことが幸せなんだろうと思った

みんながベッドから起き上がる頃に、僕はベッドに潜り込むのだが、、そんなときに「おやすみ」の一言を贈ってくれるひとがいたら、今の僕は安らかに眠れるし、きっと永遠に起きなくても良いような心持ちになるだろうな、、