或るフリーターの手記

29才フリーター、日々の雑感を記す

2018-08-28から1日間の記事一覧

心模様殴書 「一鬼夜行」 第17號 「夕」

夕空は雲に隠れ黒々と 雨静かに屋根を鳴らす蒼い雑草 花持たず ゆたりと雨を受け止める 誰に見初められることもなく ただ凛として立っている嗚呼、なんと強く逞しいぼろ箱の一室は檻のように 暗く 息苦しい 判別のつかないものばかり 転がり、散らかる 風は…

心模様殴書 「一鬼夜行」 第16號 「こんなに天気の良い日に」

午前3時、どしゃ降り それは重かった 頭上から、散弾銃を乱射されて、なすすべもありませんでしたこちらの国は、銃を持ってはいけないので、反撃の余地もありませんこんな天気の、こんな時間に、外にでれるなんて、こんなに幸せなことはなさそうですだって、…