或るフリーターの手記

29才フリーター、日々の雑感を記す

自分軸で生きるために━『推しの素晴らしさを語りたいのにやばいしかでてこない』(三宅香帆)

『推しの素晴らしさを語りたいのにやばいしかでてこない』

 

書評家 三宅香帆さんの著書。つい最近まで、三宅さんについては全然知らなかった。

編集者の佐渡島庸平さんのyoutubeチャンネルでこの本が紹介されており、気になって

買って読んでみた。

 

めちゃくちゃ面白かった!

 

好きなものを誰かと分かち合いたいけど、上手く伝えるのが苦手という方におすすめの一冊!

 

書評家とゆう職業は耳慣れない言葉だったが、本書を読んで、流石、書評家と唸る程

文章が読みやすかった。内容も、文章を書くときにより対象の魅力が伝わる文章を書く方法が丁寧に書かれており良書だと思った。

 

特に「好きを言葉で保存する」という考え方が印象に残った。

「好きの言語化が溜まってゆく。それは気づけば、それが自分の価値観や人生になっているはずです。」というこの一文は

最近、自分軸について考えていた私にはかなり刺さった。

 

これまでは、好き、嫌いというのはなんとなくわかる程度で、いちいちこれが好きだ嫌いだと、書き記す習慣はなかった。

そのため、何が好きで、何が嫌いかがぼやけており、自分の価値観に自信が持てていなかった。

 

しかし、この著者のアドバイスを参考に、ノートに好きなもの嫌いなものを書き留めていると自分の価値観、通底しているものがぼんやりと見え始めたように思う。

引いては、これを習慣化すれば強固な自分軸を形成できるのではないかとワクワクしている。

 

まだまだ稚拙な文章しか書けないが、この本に出会えたことは本当に幸運であった。

本書の内容をよく咀嚼し、実践し、私も推しの素晴らしさを語れるようになりたい。。

 

三宅さん、ご執筆ありがとうございました🐈‍⬛