或るフリーターの手記

29才フリーター、日々の雑感を記す

ねこ達が踊りだしたのは青い太陽が昇ったためである

ねこ達が踊りだしたのは、青い太陽が昇ったためである。

その日は、一晩中踊り明かしたらしい
踊りすぎて、死んだネコもいるんだって

四六時中、ラグタイムやジャズの音楽に合わせて、チンドンチンドンやっていたんだって

青い太陽はそれを見ても全く笑わなかったんだって
一ミリの微笑みも洩らさず、ただ、ただ、自分の青くなった理由を知りたかったみたいだよ

全く、感心じゃないよね

ネズミが革命を起こしたのは夕暮れだったなぁ
尻尾に火をつけて、革命の火を灯せなんて叫んでさ

雨粒が淡々とそれをかきけしてしまったみたいだけど、でも、雨粒は悪気があったわけじゃないんだ
ほんとにほんとに雨粒はただ降っただけなんだ
ただ自分の仕事をしただけなんだ

モグラノイノベーターは独り黙々と穴を掘っていたよ

上には興味がなかったんだろうね
こんなに騒がしいのに、モグラにはきっと、ちりあくたほどの価値も見いだせなかったんだろう

かなわないなぁ