或るフリーターの手記

29才フリーター、日々の雑感を記す

心模様殴書 「一鬼夜行」 第15號 「あかり」

正直者の常夜灯
悲しく揺れていました
愚か者の常夜灯
悲しく揺れていました

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「今は眠りましょう」
優しい声は言いました
「僕はまだ、何も知っていないんだ。眠ってる暇はないんです」
私は必死に喚きました

優しい声は無慈悲でした

貴方は何を知ったのでしょう
生まれてから、たしかなことはひとつでもあったのでしょうか

ただ、既成の概念をなぞって、知ったつもりになっているだけではなかったですか?

貴方は何かを知る必要があるのでしょうか?


助けた亀に連れられて、竜宮城へ行きました
鯛や鮃が舞い躍り、エミネムがガンガン鳴っていました。乙姫様はまるで、ガッキーのようで、、
いや、あれは確かに新垣結衣だったと思いますが、
遅ればせながら、私は魚のぬるぬるが嫌いです
もう、引いちゃいます。
帰りに、玉手箱もらいました。開けたら、年をとっちゃうらしいので、嫌いな人に投げつけてあげました。結果的には、良かったらしいのですが、、


白猫は
あいも変わらず
黒猫だ


うまい棒
ハードルのあげ方えぐいけど
いつも、うまい棒
すげーや


「流れ星が通りすぎる間に三回願い事をしたら、願いが叶うんだよ」
ママは言いました

「本当?」
僕は聞きました

「本当だよ!」
ママは言いました

「でも、ママ、ここからじゃ星は見えないよ」
僕は言いました

「そうだね、ごめんね、ここからだと星は見えないわね」
ママは言いました

そこは真っ暗でした
星の光も、太陽の光も、届きません

誰が悪いわけでもありません
ただ、届かないだけです
ただ、そんな場所に生まれただけです


「暗闇の中にも、光はあるものです」
ある偉い教祖様は言います

それは間違ってないのかも知れません
間違っているのかも知れません

間違いが間違いなのかも知れません

ただ、光ってるものは、光って見えます
それだけだと思います

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